全国に1万社の御分社を持つ、諏訪大社のお膝元、下諏訪町。
まちの人々が幼い頃から食べているのが、福田屋のあべ川餅。あべ川餅と言えば「福田屋」というほど町の人に愛されています。
そして諏訪大社の夏の風物詩といえば 下諏訪の人々がこぞって食べるのが福田屋の御射山(みさやま)餅!気がつくと、どの家の居間にも福田屋の御射山餅が‥‥。
実はこれ、あべ川餅=御射山餅なのです!
諏訪大社の狩猟神事の"公式フード"!?
諏訪大社の大切な狩猟神事である御射山祭は毎年8月26日、27日に執り行われています。
御射山祭は五穀豊穣と天下泰平を願う大切な神事のひとつで現在では、信州に夏の終わりを告げる祭礼とされています。
近世になってから、御射山社のある地名「原山」=ハラヤマから人生最初の厄年である数え2歳の赤ちゃんの厄落としとして、寝冷えや食中毒などでお腹を病まないよう健康祈願が加わりました。
また知らぬ間に身についた罪やけがれを魚に託して川に流し、生き物の命の大切さを覚えさせる風習も生まれました。
その2歳の厄落としに、きな粉の原料である大豆をお腹に入れ、からだの邪気を外に追い払うために食べられたのが福田屋の御射山餅なのです。
諏訪大社のご命名を賜った御射山餅は、福田屋本店のみで販売している名品です。
ですから8月の終わりに、2歳の子のいる家だけでなく、老いも若きも福田屋の御射山餅を食べる風習があるのです。
町の人に愛され続ける福田屋の信州・あべ川餅とは
信州のあべ川餅は平べったくて、大きめのサイズできな粉のみ。
きな粉の芳醇な香りが口いっぱいに広がる素朴さはお年寄りから小さな子まで大好きな味わい。
他店におろすことなく、本店のみで販売している福田屋原点の味です。